先日GREEのニュース関連の日記にあった、岩手出身者の書き込み。
取り上げられていたニュースは沖縄のイベントで使われるはずだった「青森の雪」が汚染されてるに違いないと、本州から避難した人々の反対にあって、結局イベントそのものが中止になった、というものでしたが……。
ええ、放射線の問題で。
主催者や雪を運んだ自衛隊が安全と言っても納得してもらえなくて。
青森が福島からどれだけ離れているか考えずに、東北=放射能汚染されてる、と思い込んでいるようで。
「雪遊びを楽しみにしていた沖縄の子供達、がっかりしたでしょうね」と冷静な意見もありましたが、大抵のコメントはこの事態に怒ってました。
で、この岩手出身者の書き込みは自身の体験から悲しんでおりまして。
去年の4月に岩手から関東に引っ越したのだそうです。
それで、まだ岩手ナンバーの車のままスーパーに買い物に寄ったら、「岩手ナンバーの車が自分の車の近くに駐車している」「ちょっと、わざわざ岩手から放射能ばら撒きに来ないでよ」と騒がれ抗議されたのだとか。
「岩手でこの扱いなら、原発のある福島の人間は……」とショックを受けたそうです。
確かにコミケカタログにも「福島の人間です。コミケ参加します。拒否しないで」といった文章が載っていたし。
うーん。この被災地差別って……。
なんか、……なんか引っかかるなぁ。
ちなみに沖縄の人は雪の件で青森に向けて謝ってました。せっかくの好意をこんな形で無駄にして申し訳ない、と。
冷静になれない人達がいる。でもその原因を作ったのは情報を開示しなかった国とも言えて。
でもってかつての与党が推進したことから起きた人災を、今現在政権与党となった側が尻拭いに走ってるというのも……なんだかなぁ、です。
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