……という事実を、昨日の新聞読むまで知りませんでした。
全然報道されませんもんね。内陸の死者とか怪我人とか家屋の倒壊とか道路の寸断とかは。
うん、まあ沿岸の津波被害に比べれば、死者や怪我人の数はぐっと少ないと思いますよ。ええ、少ないです。
でも、亡くなった人がいる事には違いない訳で。
けれど報道はされなくて。
放置されたままで。
……これが普通に地震のみだったら、きっと報道されたろうな、と思います。2008年の内陸地震の時のように。
あの時は被害が宮城と岩手の内陸部に集中したから。
でもあの時は、凄まじい地鳴りと揺れを感じたけど、停電はせずテレビがついたから、すぐ震度や被害の状況チェックできたんだよね。
震度5までの地震は度々あって、被害を受ける事に慣れていて。
けど今回のはちょっと……なぁ。
震度6震度6震度6と来て、震度3から4の余震が400回以上続いて、そこにまた震度6。
これが1ヶ月の間に集中したってのがきつすぎる。
必死で耐えていた家屋が限界に達して傾き、あるいは倒れ。
そして最初の震災では生き延びた人達が数100人単位で次々と亡くなってしまっている現実。
地震の時に死んだ訳ではないので、震災による死者の欄とは別に、新聞紙面を埋め尽くしている人名があるのです。
物資不足医薬品不足ガソリン不足水不足。病院も救急患者や重傷者以外受け付けないという状況下で、我慢して我慢して我慢したあげくに死んでいく人々の多さ。
それでも。
桜が咲いたら花見をしようという市の呼びかけは正しいと思います。人間はずっとずっと俯いて生きていけるものじゃないから。
桜の花をちゃんと見ようとすれば、顔を上げるしかないですもんね。
顔を上げて、桜の季節を迎えたいです。
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