中古同人ショップで買ってしまいました……。
うん、普通の古本屋の小説とは違って、中身をパラパラ捲って試し読みできないからねぇ。もうタイトルと表紙(装丁)だけで選ぶしかないから、最初から賭けといえば賭けですが。
しかし、ハズレにしたってここまで「読めない」と途中で弱音吐いて投げ出した物は初めてです。ええ、最後まではとても読めませんでした。そんな苦行、耐えられないとギブアップしました。
過去に同様に中古同人ショップで買った同人小説(GHのパロディ本)の中にも、すっごくハズレで読みにくい代物がありましたが……。
まず一文字下げるが本文中全ページ一切されてない。でもって、一文の中で視点がごっちゃになるというか、一人称だったのが途中から三人称に変わってるというか……。
別な章に移ってからなら問題ないけど、同じ一文の中でそれだったので、非常に読みづらい思いをしました。
しかし、それでもその本は一応最後まで読めたのです。すっごく読み辛くて、イライラさせられたけど。
ところが今回の某パロディ本はーっ★
……とてもじゃないけど読めなかった。文字が1mm程度の小ささ、というのはまぁきついけど耐えられない事はない。その細かい文字が1頁2段でびっしり、ぎちぎちも、まだ我慢の範囲内。パラレル設定も別に気にしない。
だがしかしっ★
読点までの一文を読むのに、ものすごく苦労する……というのは……さすがにちょっと……あー……☆
えっとね、パロディ小説なのですよ。だからいくらパラレル設定といっても、読めば誰がどの台詞を言っているのか、どの部分が誰の心情を表してるのかはわかるはずなんです。元々の性格設定や台詞回しや口調があるのだから。
それが、全くわからないんですよっ!!
のみならず文そのものが凄まじく読みにくい。余計な形容詞が大量にくっついているので、どこの部分を読んで欲しいのか、肝心な部分がどこなのか、さっぱりわからないんです。
だからって頭の中で余分と思われる形容詞と言うか修飾部分を片っ端から削除していくと、こんどはなんにも残らなかったりで……。えーとえーと、この文の主たる部分はどこにあるの、となって。
とんでもない頭の体操向きなパズル仕掛けの小説とでも言いましょうか。どういう世界設定なのかはなんとなく雰囲気から察せられるけど、それがあっているかはわからない。場面がどこか、どういう場所で誰と誰が会話を交わしているのかもわからない。人物関係の設定も謎とくれば、どこをとっかかりにして読めばいいものやらさっぱり……。
で、お手上げです。
自分もこーゆーミス、やってる時があるのかなー。心配だな。自分だけわかってて、読み手には訳がわからない世界観はまずいよね、うん。
……とにかく、今回のこれは買って失敗でした。次はここのサークルの本は買わないように気をつけよう。