先日、10年以上前に亡くなった父が夢に出てきました。
車を運転して、道の駅に寄ってわさびソフトを食べたり、山菜を買ったりと楽しそうでした。
PAにも寄りたいのか「高速乗るぞ」と言って高速料金半額出してくれないかと……。
ああ。
笑顔だね。
ハンドル握れて嬉しそうだね。
亡くなる1年ほど前に、いつ止まるかわからない心臓で車の運転させるのが不安で、免許返還させたから、愛車も手放す羽目になったもんね……。
それまで出来たこと(自分で車を自由に運転)が出来なくなって気落ちしたのか、見る見る衰えていく様子に心痛めた覚えがあります。
確かにしんどい人生だったよなぁ。
渓流釣りと山菜採りが趣味だったのに。
走ることが大好きだったのに。
病気でそれら全部「やっちゃダメ」と医者に止められて。
甘党で2段重ねのデコレーションケーキを1人で1ホール平らげちゃう人だったのに、糖尿病だから食べちゃ駄目となって。
車を運転して遠出することだけが唯一の楽しみだったろうに、事故ったら危ないからとそれも取り上げられて。
もう頑張らない、と宣言して生きるための努力を半ば放棄して。
介護用のベッドをレンタルした2日後に意識を失い倒れて入院。
それっきりになってしまった……。
今はね、好きなだけ甘い物食べて良いし、車の運転も止めないよ。楽しんで、そしてお盆が終わったらあちら側に帰ろうね、と心の内で呟いた、そんな夢でした。
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