『アナと雪の女王』の主題歌はあちこちのブログでも言われてますが、まさにストレス解消ソングな歌詞ですね~。
仕事でキレそうになった日は会社の外に出ると頭でリピートしてる、という意見にうんうんとなります。
だって「ありのまま」で「これでいいの」で「自分を好きになって」で「自分信じて」ですよ?
「私は自由」で「二度と涙は流さない」ですよ?
そりゃあ頭の中でリピートしたくなるなぁ(´∀`*) 自分肯定励ましソングだもん。
しかし映画の内容を思うと、つくづくあの両親(国王夫妻)が娘への対処を間違えたとしか思えない。
そしてしっかりものの優しい長女は、両親の期待を裏切りたくない思いと、妹を誤って傷つけた負い目から逆らわず言いつけに従った……。子供の時から成人するまでずっと!
自分の力で傷つけない為に、誰も近づけず。誰にも力の事を知られない為に部屋に閉じこもり窓も閉め。
……って違うだろーっ!! それ、なんの解決にもならないでしょーが!!
妹は姉の魔法の力を「素敵なこと」と受け止めていたから、姉も妹の前では力を隠す必要性なんか感じていなかった。
でも両親にとっては普通と異なるありえない長女の力は、忌むべきもの、完璧なはずの娘に降りかかった「呪い」で、「災い」でしかなかったから、隠すことを強制した。
己の持つ力がバレて、恐れる人々の前から姿を消した彼女が「これでいいの、自分を好きになって」「自分信じて」と歌うのは、それまでの人生で自分を好きではなかったから。自分で自分を信じていなかったからですよね。
唯一力を知っても自分を大好きで恐れなかった妹は、魔法に関する記憶を消されてしまったし会う事を禁じられたし。
……と振り返ると、思い切りひでー人生だな、と。国王夫妻、愛情という鎖で娘を縛って壊そうとしていたようなものだよ。
まあ、両親も娘を愛していたのは間違いないだろうけど、それは普通の、自分達に理解できる範囲の、言う事をきく素直な王女という条件がついたのだよね。無意識だけど。
でも、無意識だけに罪があると思うわ。はい(´・ω・`)
PR