映画関連のブログとかいくつか回ってみたんですが、ナルニア第二章カスピアン王子の角笛は評価高いです。第一作目より遥かに……つーか、「第一章のような内容ならただでも観ない」なんて事まで書いてる人もいた。おいおいおーいっ。
何でこんなに評価が違うのかとよくよく読んでいってみたら、『ライオンと魔女』に辛い点つけて見るに値しない云々を言い『カスピアン~』に高得点つけてる人は皆が皆原作未読の方ばかりでした。高い評価つけてた原作未読の母親が「原作読者の息子は内容違いすぎると文句を言ってたけど……」とか書いてたので、ああ、やっぱり原作ファン、原作に思い入れのある人間はあの内容を辛いと感じるんだって納得。一安心です。
しかーし、中には『ライオンと魔女』を酷評する理由が「イケメンが一人も出ていない」なんて事だった人もいて……。あのなー、原作読めよ、と叫びたくなりましたわ。
原作だと戦闘があってもぺベンシー兄妹のロンドンに戻ってからの感想は「やあ、すっかり遊んじゃった」だったのに、映画ではナルニアにいながら「この世界で死んだら僕達どうなるんだろうな」だもん。遊びじゃないよ、完全に生きるか死ぬかの殺し合いなんだよ。だから牧歌的雰囲気が殆ど感じられなかったんだ。しくしく。
でもその方が映画としての評価は高くなるのね。物語にメリハリがあって山場がいっぱいで退屈しないって、大人の観賞にも耐えられる、ってな評価に繋がるのね。あうう、何か複雑です。
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