日付が変わったあたりから、TVは震災関連の報道や番組でいっぱいに。
しかしぼーっと見ていたら、画面に「以後津波の映像が続きます」といったテロップが流れました。
ああ、見て気分が悪くなるような人は、ここでチャンネルを変えるかTVの電源を切れって注意喚起してるんだなー、と納得。確かに視聴者には、見る権利もあれば見ない権利もある訳で。
事前に教えてくれるだけ公共放送は親切だという事ですね。
内容が原発に偏らないって事だけでこれまでは評価していましたが。
あ、そういえば『子供の科学』侮りがたしで、放射能に関する記事に噴き出しそうになりました。
いわく、1960年代は某2大国の核開発合戦で、やたらと核実験が行われていた為、空気中に拡散された放射線量は現在の約1000倍とか……。
おいーっ?!
ならこちとら赤ちゃんの頃から大量に放射線浴びてたって事になるわな。でもって家の畑の野菜とか路地物を食べて生きてきたんだから……。
あー……まぁ今更危惧しても仕方ないわ、みたいな?
乾いた笑いが漏れてしまいました。
で、昨日も出勤前に書店に寄って、気になってたけど今まで買わずにいた小説買いました。ええ、残り1冊になっていたので。
ガンダムUCの作者の著作『震災後』を。
仕事終えて帰宅してからせっせと読み、先程読了しました。
この人の小説、いつもは読みにくいと感じるのですが、これは何故かそうした印象がなく、スムーズに読めました。
なるほど、関東方面の人はあの震災や原発事故をこんな風に感じたんだな、と。
その状況下でも未来に一筋の希望を見出せる物語です。人間は希望がなければ生きられない生命体なのだと、しみじみ感じました。
一読の価値はあると思います。
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