……な小説を書く作家、メグ・キャボットの『メディエータ』を読んでます。やはりあの当時の西谷祥子の作品を連想させる展開です。母親の再婚でニューヨークからカリフォルニアに引っ越さなきゃなくなったヒロイン。しかも再婚相手には3人の息子がいていきなり義理の兄弟3人と一緒に暮らす羽目になって、その上自分用に用意された部屋には何故かとびきりハンサムな、150年前に亡くなったらしい幽霊が住み着いていて……。
母親が過去モテモテタイプの女学生だったのに、娘はBFの一人もいないまま高校生になっちゃって、だのに転校した先でいきなり女の子に人気の男子学生からデートに誘われ、と展開がまじで昔の少女漫画。今の少女漫画だったらありえねー、な話。でも楽しく読める作家なんですわ。
しかし……この作家が日本人だったら、日本に住んでたら果たして売れっ子作家になれただろうか、ってな疑問は残ります。うっ、私って意地悪な読者かな。(確かアン・ライスの時も思ったんだよな。こーゆー感想。日本だったらベストセラー作家でなく単にBL作家扱いで終わった可能性があるって)
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