徹夜で読んだため昨日の仕事中はフラフラでしたが……途中で読むのやめるはできなかったんだよーっ!!
話の展開、主人公の出生、実の父親は誰かという謎、そして到達した真実。
希実ちゃんのお母さんは、母親になるには「愛されたい女」でありすぎたけど。
更に不幸慣れしすぎていたために、幸福になれそうになると尻込みして逃げてしまう人だったけど。
でも娘を愛していない訳じゃなかった。
死を前にしてようやく、娘からの非難の声を受け止めた。
逃げたまま逝く訳にはいかなかったから。
でもって、最大の嘘をついていく☆
残される娘に、ちゃんとした父親を存在させたかったが故の嘘。
彼女が本気で愛した相手は、彼女の想いも子供の存在も拒否したけれど、そんな彼女を愛し、生まれてくる子供の父親になろうとした人はいた。
希実という名前は、その人が考えたものだった。
生まれておいで、愛しているよ、という願いを込めた名前……。
うん、そりゃーその人が父で正解だよな。
血の繋がりとかじゃなく。
つーか、希実ちゃんの母もその人と一緒にいれば幸福になれたろうに……。
いつでも助けに来てくれる王子様、に恋する事ができたら良かったのにねえ。
拒絶して捨てる男の方に恋して、振り向いてくれるのを待ち続けたってのは不毛だな☆
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