最初に見た時も思ったんですが。
利用していたにしろ、騙していたにせよ、ルビーってサムのこと、それなりに好きだよね、と。
逆に好意自体は本物だから、サムも騙されてしまったんじゃないかなぁ、とも。
まああくまでも対等な関係の「好き」ではなくて、例えて言うならペットに対する愛情に近いものでしょうが。
それでもその命を守りたいと考えていたのは確かだと思うのです。
あの世界で、唯一生き残れる人間として(生き残る代わり身体はルシファーの器になっちゃう訳だけど)サムを選んだってのは。
ペットに対するような愛情と、多少の憐憫。自分を頼って、自分だけを見るようになってほしいという執着があったような気が。
見返してつくづく思ってしまったし。
だから「サムは何故ルビーに騙されたんだ」というドラマの中での問いかけは……。
いや、誰であってもあれは騙されると思うよ。と言うより、ルビーは騙してる感じじゃなかったよ、終わり近くなる前までは。
つーか、全部が全部嘘偽りではなかったと思うんだよ。あの励ましや慰めの言葉は。
ああ、そういや上手く嘘をつくにはある程度の真実をそこに混ぜること、だっけ?
まあ、そんな理由でルビー嫌いではないです。正体わかってから見ても、やっぱり。
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