ツルハまで車走らせました。
1番近くのツルハは閉まっていたので、図書館近くのツルハまで……。ここも閉まっていたら更に遠くの郊外のツルハまで行く羽目になったので、品数少なくても開いていてくれて助かりました。
しかし、ガソリンスタンドがどこも閉まっていて給油できる見込みもない今の時期に「化粧品買ってきてくれ」と駄々こねるか? 普通。
目薬の予備を買っておいた方が良いかもしれないと思ったから引き受けたけど、この「化粧品買ってこい」は15日からずーっと言われ続けていたのです。いい加減耳にタコ。
……なあ、今この時に化粧しなきゃいけない理由ってあるのか?
家の中から出ないのに? こちとら外出の際もすっぴんで過ごしてるのに?
つーか、化粧したらメイク落としの為に余計にお湯を使うだろー?
顔を洗う水すら確保が難しい段階でも化粧し続けたというのが既に私には理解の範疇外。
いや、これは私が一般的な女性の感覚持ち合わせていないせいかもしれませんが。
なにしろ断水の中でも母は毎日服を(下着や靴下だけでなく)取り替えて、大量の洗濯物を増産してくれましたから。
まあ、とにかくそんなこんなでツルハまで行きました。
目薬と歯ブラシ、そして母に頼まれた化粧品を買いましたが、コンパクトだけ渡して「これの詰め替え用のファンデーション」と頼まれたので……色番号もメーカーもわからない状態。
裏にシールが貼ってあったろうに、剥がしちゃってるんだもん。
故に商品チェックをしていた店員さんにお願いして探してもらいました。
さすがはプロで、コンパクトの形状を見ただけでどこのメーカーが出している商品かわかったらしく、すぐに売り場へ案内してくれました。
しかしその店員さん。朝の4時からガソリンスタンドの前に並んで1人10リットル限定のガソリンを売ってもらおうとしたそうですが、整理券が彼女のところまでは配られず、給油できなかったとこぼしてました。
「もうガソリンないから、明日からは仕事に来られません」と。
ああ、そうですよね。この地域で車無しで職場に通える人はほんの一握りですよね。
駅の近くとかバス路線がある人でも、電車は1時間に1本あれば良い方、バスは2時間に1本あれば良い方ですもんね。難しいよ……。特に今は。ただでさえ少ない本数が運休だらけだし。
で、こちらみたく市内といっても郊外に勤め先がある人間は、そこにバス路線もなければ駅もないので、徒歩だと片道2時間を軽く越えるから自家用車による通勤以外に手段がない。
でもその車にガソリンがなければ……。
通勤出来ないので自宅待機となります。ううう。
いつこの状態は改善されるんだろうと思いますが、まだ遺体の収容も瓦礫の撤去も終わっていないので、そっちが先でしょうね。うん。優先順位としてはそれが正しい。
地震の翌日行った電器店の店員さんの「生きてるだけいい」って言葉は真実でしょう。あの時点では停電・断水で食べ物もろくになかったけど。
昨日スーパーにバナナがありました。ちょっと高めのお値段でしたが買いました。空腹になった時はこれ、けっこう役に立ちますし。
でもまだ牛乳とパンは見かけません。
それでも気仙沼の会員さんから津波で印鑑も免許証も流されたとか、まだネットが繋がらないとか、断水が続いているので毎日給水作業とかいうメールがあると、自分は贅沢言ってるよって気分になります。
大丈夫、まだ耐えられる。うん。
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