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久遠の日々徒然

同人とか小説とか映画とか日常とか(^-^)2007.9.15設置♪

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 今から図書館に本を返しがてら散歩しに出ようかと思っています。
 片手でせっせと日焼け止めクリーム塗りましたが……この陽射しだと無駄になるような気も。
 あ、午前中はバスタオルやフェイスタオルと家族用ハンドタオルの洗濯をせっせとしていました。
 昨日のような雨の日だと洗濯しても部屋干しだけど、今日は外で干してお日様の匂いいっぱいにできるかな~。
 でも花粉症の弟にとっては災難かも。
 今日も市内に花粉はたくさん飛んでるみたいだから……。
 
 昨日の夜は図書館から借りた本の最後の1冊(5冊目)を読んで過ごしました。
 ドイツの、20年以上前に発表された小説ですが、原発が爆発して周辺に暮らしていた普通の人々に災厄が降りかかるというジュニア向けの本です。
 主人公の15歳の少女は家族の留守中に家に残っていた小学生の弟を守ろうとして必死になるんですが、「地下室に避難して」という親戚の電話に最初従おうとするものの、トイレはどうするの? トイレのたびに上に来てもいいの? と迷い、結局外出先から電話してきた母の言葉に従って市外へ逃げようとするのですが……。
 車の免許もないし車もない。幼い弟もいる。
 という事で自転車に乗って脱出しようと試みたものの。
 パニックに陥った住民が避難しようとして道路は渋滞。事故であちこち通行止め。
 そして道路以外の場所を走ることを選択した車により、自転車で移動中転んだ弟は轢かれてしまうという……。

 その後も災難に継ぐ災難が主人公を襲い、命は辛うじて残ったものの体調は崩し髪の毛はなくなり、生き延びた時には家族全て死んでいたという状態で。
 だのに無事な場所に住んでいた(主人公を引き取った)親戚は、日常に戻れ学校に行かなきゃ頭は鬘をかぶって被爆者だとばれないようにして、と言うんですよ……。
 これは無理がありすぎます。
 さらに放射能汚染された地域に住んでいた人間に対する、無事な地域に住んでる人間の差別感情とかいろいろ書かれていて、その辺はうわぁです。
 あとドイツの小説なのに「ヒロシマ」「原爆」という部分が出てきて、主人公がそれらを学んでいたという文章もあって。
 そうか。そんな風に日本の事を知らされてるんだと思いました。
 タイトルは『みえない雲』です。
 目には見えないものだから、どこまで迫っているのかもわからないまま逃げるしかない。
 いろいろ「ここは違うんじゃないかな」ってトコもありますが、読んでおく価値はあると思います。
 
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