表紙のブシドーがどうだとか噂になっていた角川スニーカー文庫の『ガンダムOOセカンドシーズン1巻天使再臨』を、昨日書店で無事ゲット出来ました。読みました……。
ええと、アニメが描かずにすっ飛ばした部分を書いてくれるだろうなー、とは思っていましたが、マジでアニメのフォローを徹底してやってます。やらなきゃ良かったような人もいます。ビリー・カタギリは気の毒さ50%アップしました。自分の部屋に転がり込んできた女性を、嫌われるのが怖くて理由も聞かず手出しもしないまま、立ち直って心を開いてくれるのを待って2年も面倒を見続けたって……そりゃ敵組織の人間と知ったら恨むわ。
愛していたから殺したい、という彼の心境はよーくわかりました。元ユニオンの技術者だった彼にしてみれば、CBの人間と2年も暮らしていたと知れたら、「匿っていた」もしくは「内通者」と見なされる訳だし。
でもってスメラギはその危険性を、相手にかかる迷惑を承知の上で、居心地が良いからと甘え続けた自覚がある訳で……。うーん、逆恨みな部分もあるにせよ、これは憎まれても仕方がないと思います。
だけどMr.ブシドーの脳内セリフに関しては……それまで真面目に読んでいたのに吹き出しました。いや、アニメでこのセリフなくてよかったね。あったら視聴者引くよ……。1期の「抱きしめたいな」や「眠り姫」だけで充分変な奴と認識されてるのに、CDドラマで「男色家」宣言して警戒されてるのに、小説であのセリフって……。
「君は私のプリマドンナ!」「エスコートをさせてもらおう!」……どちらも21歳の男に対して言う言葉とは思えません……。大丈夫かグラハ……あ、いやブシドー。
脳内セリフで良かったよ。回線オープンで聞こえていたら、刹那ドン引き間違いなしだ。って言うか、片思いもここまでくれば、既にストーカーの領域です。
まあその刹那も、ライルに対してはCBに引っ張りこむまである意味ストーカー紛いな真似してましたけどね。
勝手にプライベートアドレス調べるわメール送りつけて呼び出すわ、あげく自分が指定した時間に1時間近く遅れて到着って……。
よくまあライルが待っていたもんだと感心しましたとも。いくら呼び出しメールが「兄のことで」だったにせよね。
ともあれ、小説版はそれなりに楽しく読めました。
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