十字架を入れていたケースがこのところずっと弟の部屋のテーブルに置かれています。
ヴァチカン宮殿近くの売店で買った十字架です。
イタリアへ行くと決めた時、弟からお土産におねだりされたのは、当時のローマ法王のブロマイドでした。
……マジかよ、って感じでしたが、教会が癒しの場、聖書が心の支えな弟は大真面目。
「ぜひとも法王様ぁのブロマイドを!」と眼をきらきらさせてお願いしてきました。うーむうーむ。買ったけど、ヴァチカンでの買い物の中では法王様のブロマイドが一番お値段高かった気がするよ……。あれ1枚で絵葉書何枚分だっけ?
そして現在、自分が中学生の頃に買った十字架が壊れてからは、こちらの買って来た十字架を引っ張り出し常に身につけているようです。
まあ、お土産が無駄にならなくて良かったと思うべきか。
特定の宗教に感心がない私は特に身につけたいとは思いませんが、弟にしてみれば子供の頃からずっと肌身離さずという感じで首から下げていた十字架。
ないと落ち着かないというか、心が休まらないそうです。
ふーむ、そんなものか。
でもってパソコンデスクには聖書やキリスト関連の書籍が積み上げられている……。
本気で好きなんだなぁ。
いや、好きと言うのはなんかおかしいか。
とりあえず心の拠り所にしているのは確かです。
ま、こんな社会だから心を逃げ込ます場所は必要なんだと思いますよ。はい。
自分の信じている宗教を周囲に押し付けて来なければ、特に問題はありません。
だから、悪気が全くなくても、母はちょっと問題なんだよなぁ……。
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