図書館から借りた本、『高校野球が危ない!』を昨夜読みました。この夏、上の甥っ子が通っている高校が甲子園出場を決めた為に寄付金請求の振込み用紙が届いて、目標寄付金額8千万円と聞きひっくり返りましたが、‥‥この本読んだらひっくり返る訳にはいかなくなりました。
すさまじく金がかかるんですね、甲子園出場って。使う備品(ボールとかバットとかの消耗品)の値段にもまいりましたが、高野連の指定した施設に宿泊しなければいけないので、安い旅館とかを探す訳にもいかない、なんて事は初めて知りました。
で、だいたい一人につき一泊一万円で、野球部員が50人いたら1日あたり50万円が宿泊費で消える‥‥と。もし1勝して次の試合まで留まるとなったら宿泊費だけで1千万円、勝ち進めば勝ち進むほど金額は加算されるので、寄付金は1億円くらい集めないといけない、みたいな事が書かれてまして‥‥うっわー。
他に応援団にかかるバス代とかまあいろいろ書かれてあって、うーむと頭を抱えました。
それでも甲子園出場を目指す私立が多いのは、公立と違って国からの補助がない為、甲子園にでも出て名を売って、入学者の数を増やして学校経営を安泰に持ち込まねばならないからなんだとか。
あー‥‥大人の事情がいっぱいなのですね。例の特待生問題や、初出場の高校がなかなか甲子園で勝てない理由の一端なども触れてました。そうか、って感じです。甲子園の雰囲気に呑まれる云々以前に、高野連の罵声でびびってパニックになってしまうとは。
地方の大会では許されていたお守りのベンチへの持込が、甲子園では一切許されないとは知りませんでした。あとストライクゾーンの極端な違いとか、甲子園ルールとか。
まさか試合時間を二時間以内に抑える為、ノーツーになったらと言うかボールが二つ続いたら、三球目はよっぽどはずれない限りストライクと判断されるって‥‥まじっすか? バッター混乱するよね、それって。
もちろんバッテリーもストライクゾーンの広さに頭悩ますだろうけど。 ちょっとびっくり、とゆーかショックでした。
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