ってな感じで、昨日の夜中から読み返してはニマニマしています~♪
大森倖三さんのガンダム(OOでない方の)コミックスでは、ちゃんと例の歌手のエピソード漫画も載ってましたし。
しかし……彼女が歌手としてやっていく自信をなくして迷っていた時に、自信を与えてくれたのがシャアで、彼女が歌手をやめようという気分になっていたところを浮上させてくれた、「やめない。歌い続ける」と決意させた相手を殺してしまったのもシャアって……ううう。
まあ、シャア本人はそんな事知っちゃいないだろうけど(実際ジャブローの中で倒したMSのパイロットの名前も顔もわからないだろうし、相手が自分に共感していた部分があったなんて事も知りはしないだろうから)、なんつー運命の皮肉だ……。
んで、ガンダムエースで『蒼い絆』立ち読みして、好みの絵柄で好きなタイプの話を描く人だと思ったしぐま太朗さん。知らない名前だ、今まで見た覚えの無い絵だ、と思っていたら、今回買った『蒼い記憶』が初の単行本だったとかで。そりゃ知らないわな。
絵は小学生向け漫画タイプ(と言うよりどっちかというと少女向け同人誌にあるような……)って感じだったのですが、線とかは綺麗です。ただMSに重量感はないですね。大森さんのがバリバリ重さを感じさせるMSだったせいで、余計にそう感じました。
うーん、話の内容は同人誌的かなぁ。特にティエリア主役で描いた漫画はそんな感じ。もうこれで死ぬのかと思った時に、自分に手を差し伸べているロックオンの幻影を見て、泣きながら微笑んで手を伸ばすラストは、どこの少女漫画だ、同人誌だーっ、と叫びたくなりましたわ。はい。
そしてこの人の漫画を見てより一層ライルが不憫に……気の毒になりました。ええ、ここまで思い出の中で美化され、神格化された死者に対抗できる訳がありません。なのにメンバーの中の2人(刹那とティエリア)がそんな風に兄を神格化していたら、そして比較していたら……正直やってられないんじゃないかと。
超えられない壁を前に、背中を向けただけで逃走せず踏みとどまってるだけ偉いと言ってあげたいです。グレグレモードにならなかっただけマシっていうか……、いや、よくこの状況でグレてないな、あの男。まあグレる年でもないだろうけど(三十路一歩手前では)。