刻一刻と近づいております。
オタクの夏の祭典に向けては参加サークルの皆様がラストスパートかけている模様です。
「表紙は入稿したーっ」とか、「下描きだけはクリアしたーっ」といった叫びがあちらこちらの同人サイトにアップされております。
がんばってねー。頼むから途中から漫画が鉛筆書きのラフに切り替わらない(過去にそーゆー同人誌と遭遇★……よほど時間がなかったらしく、ペン入れしてあったのは前半のみ)でねー。
ところで今、めっちゃ眠いです。
図書館に本を返す期限忘れてて、今日返さなきゃないのにまだ読んでない本が3冊っ★
仕事終えて帰宅してからそれに気づいたんですが、夕食を済ませた時点で午前2時を回ってました。それから入浴して読書する時間……「ねぇよ!」と叫びたくなりますね、はい。
結局1冊だけ選んで眠い目をこすりこすり読んだんですが……。えー、私が選んで借りてくる本なので、ページ数がそれなりです。薄い本はありえません。なので……。
面白さが足りなかったら途中でやめて眠れたのに、面白かったものだから最後まで読んでしまった……。
ええ、今日ベッドに横になったのは午前5時半過ぎの事です……。眠くて当然だろ、と自分突っ込み。
しかし……歴史研究の本を読むって事は、目から鱗の世界です。
豊臣家が滅んだ当時の人々は、あまり同情しなかったろう。秀吉が主君の息子と側室と娘を殺し、天下を奪い取った事を知っていたのだから……という部分に絶句しました。
……あー、そこまでは知らなかった。
しかも側室とその娘は、信長の三男が逆らわないよう人質に取った上で、結局彼が柴田の味方をして自分に逆らったからと見せしめの為磔にして殺し、三男信孝自身も一旦許すと見せかけて城から出させた後、お寺に移して切腹を申し付けている……って。
で、著者は「ここまで悪辣な真似をしているのに秀吉を悪く言う人はいない。天才的人たらしの謀略家だったからだ」と……。
うーむ。そうか。そうなのか。
まぁでも、この著者はどうも本人も認めていますがかなりの信長好きみたいなので、その辺は割り引いて読んだ方がいいのかもしれませんが。
その証拠に家臣や領民の反対・反発を抑え同盟を結び、1度も裏切らず信長の味方をし続けた家康に対しては好意的な描写をしていましたもの。狸ジジイという評価はひどい、家康は当時の大名として当然な行動を取っただけだ、と。
しかも人間50年と言われる時代に高齢にも関わらず、豊臣家を滅ぼすまで15年も待ち続け、滅ぼした翌年亡くなったのは、実は何とかして豊臣を大名家のまま残したかったからではないか、という考察が。
……うん、それはそうかもなぁって気が。
最後はもう待てない、時間がないって思いで悪辣な手段を取ったにせよ、ギリギリまでそれはしたくなかったのだと考える方が、史実的にもしっくりくる気がします。
でも、世間的には人気がないのよね、徳川家康……。あの体型が狸に見えるからって事はないだろうけど。
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