取り合えず『いつまでもショパン』を先ほど読み終えました!!
音楽!!
音楽!!
圧倒的な音楽!!(・O・;)!

タイトルだけだと、くらもちふさこさんの『いつもポケットにショパン』を連想しますが、読んでて浮かんだのは竹宮恵子さんが昔描いてたクラシック音楽の漫画ですね。
ただし、現代物の小説なのでショパンコンクールがメインであっても、アルカイダのテロ活動とかコンサート会場や公園での爆弾テロとかが絡んできます。
その辺を思うと、かつては平和だったな~……と。
コンクールの予選を通るか、ライバルに勝てるかとか、自分の音楽の方向性とかについてだけ主人公や登場人物が悩んでいられた時代って、実は平和だったんだよと。
今はコンクールに参加すること、聴きに行くこと自体が「テロには屈しない!」ってメッセージと受け取られ標的にされかねないという……。
もはやピアノを弾くのも演奏を聴くのも命懸けですな。
でも、クライマックスのシーンは圧巻です。
中東の戦場に拡声器で響き渡るショパンのノクターン。
銃撃の音も、爆発音も止んだ地で、風に乗るピアノの調べ。
5分間だけの、音楽がもたらした奇跡をぜひ貴方もお読みください、と言いたいです( ´∀`)