……はい、購入しました。昨夜の仕事帰り、閉店間際のお店に飛び込んで、アニメ誌はNTしか新しいの置いてなかったので、ガンダムOO関連の部分だけチラッと目を通し、そのまま文庫コーナーへ。
ウィングス文庫はほんの少ししか入荷しないので不安だったのですが……あったよ、新刊♪
そしてやっぱりまた無かったよ、『三千世界の鴉~』の新刊……くくくっ、どれだけ待たせるんだーっ★
と、とにかく無事に新刊ゲットして帰宅、本当はそんな暇無いとわかっているのに「ちょっとだけ」と夕食の後読んでしまいました。
……おわかりでしょうが、ちょっとでは済みませんでした……。読み終えた夜中の2時に、洗濯機の中に放置プレイしていた洗濯物を干しに行きました。あああ、意志が弱いーっ!!
こんなに我慢弱いのはグラハムと同じ乙女座だから……とは思いたくないなぁ、うん。
……ともあれ1冊読み終えました。S-Aのお話はこれで終わり、完結、とありました。
うーん、じゃあ今度から始まる特捜司法官の連載は誰にスポットあてているんだろう。全く知らなかったキャラだととまどうけど、でも今回のシリーズに準主役クラスで出ていたクイーンではないだろうし……。彼女だったら、今後もS-Aが絡んできそうだもんね。今までのレギュラー陣も。
それはさておき、小説を通じて作者が発したメッセージは、しっかり届きました。自分達の王となるべき人物が、自分達より劣った種である人間と近い感情を持っているのが、そういう感情を王に持たせた家族が邪魔だと次々に排除していく……。その事で自分が王と認めた存在が悲しむとか苦しむとかいう事には全く配慮しない。
僅かな犠牲で理想社会が手に入るなら、仲間の犠牲は仕方が無い、と切り捨て計画を進める感性。でも、その「僅かな犠牲」となる側に自分は含まれていない。含もうとしない、その歪み。
それがそのように育てられた結果なのだと……。生まれた当初からそういう考えを持った存在ではなかったというのが……うん、考えさせられました。
人間と異なる種だとしても、育て方次第で人間に近くも遠くもなるというのがねぇ……。はい。
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