これから会社行って諸手続き済ませなきゃって時についつい日記書いてる私って……。うーん、書かずにいられない病なんだよね、きっと。
で昨夜はうとうとしながら折原一の『タイムカプセル』読みました。ノンストップで読める、人が死なないミステリーでした。でもなんとなく怖い、という。
中学の卒業時にクラスの仲間とタイムカプセルを埋めた、って経験ある人は全国にある程度いるかも。土に埋めるタイムカプセルじゃなくても、10年後に自分宛てで発送されるようにした、未来の自分宛ての手紙、とかね。
タイムカプセル絡みの過去の罪とか、小説の中の小説とか、伏線が上手いです。この本。
防空壕の中で行方不明になったまま見つからず、今も彷徨い続けてる子供の亡霊、なんて聞いたら中学生は肝試しにそこへ出かけたくなってしまうかもしれない。一人では怖くて嫌でも仲間と一緒なら。
そこで暗闇から「待ってよ」と子供の声がしたら……そりゃ一目散に逃げるわな。でも逃げた後で、もしかしてあれは生きている人間だったのかもしれない、生きている人間を地下に閉じ込めてしまったとしたら……と考えたら怖いわ。過去に蓋をしたくもなるわ。
そして10年後に全てを知ってるような同窓会のご招待の手紙が舞い込んだら……。それも真夜中とか早朝とか、郵便配達が来るはずない時間帯に。
わあ、想像するだけで怖いっ☆ この作家上手いなぁ、と思いました。はい。
では会社行く準備します。
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