何の事かと言いますと、今朝の新聞に載っていた時事川柳のひとつの文面です。
『ガ○ダムを無駄と知りつつ北に向け』とあったんですよ。
えっ? お台場のガンダム、北の方向いていたっけ? となりましたが、もし本当に北を向いていたら……わははーん、日本人にしてはシャレたジョークだ、と思いますわ。いや、あの東京都知事なら(本気で)やりかねない気もするけどな。
話は変わりますが、昨日もいつもより早めの出勤でした。夜の9時には終わりの予定でした。なので、8時50分からのトランスフォーマーには間に合わなくても(最初の10分くらいは他の映画の予告編とか流してるはずだけど、9時からは本編上映してるもんな☆)9時10分から上映とある(当然これも他の映画の予告編が10分は流れてるはずだから)『ノウイング』なら、予告編の段階でマイカルシネマに着くよなぁ、と。
……で、実際はと言うと、仕事の引き継ぎが少々遅れ、こちらが職場を出たのが既に9時10分(キャーッ☆)で、車を飛ばしてマイカルシネマへ向かったけど、立体駐車場の入り口で9時17分。5階まで上がって車停めて、トイレに寄ってから(職場のトイレに入ってる暇もなかったので)チケット買いに向かったら、チケット売り場のお姉さんから「もう上映始まってますけど、良いんですか?」と聞かれてしまった……。うううっ☆
そんなこんなで、マイカルシネマの従業員に案内してもらって指定席に着きました。映画は小学生の子供達が教室でタイムカプセルに入れる絵を描いて集められていたシーンのようで、私が画面に集中した時は思いつめた表情の女の子が数字の羅列を書いて教師から注意を受けている場面になってました。
たぶん、映画の最初のエピソードを観る事にはギリギリ間に合ったのだと思います。その後のストーリー展開にちゃんとついていけましたから。
えーと、その後の内容については何を書いてもネタバレになりそうなので控えますが(まだ公開されて間もない映画だし)、ある意味SFで謎解きミステリー、でもってホラー(観ていて半端なく怖かった)で、親が不審人物に子供を奪われまいとするサスペンスドラマで、時にパニック映画で、ノアの方舟的な物語でした。うん。
あ、これでもネタバレになってしまうかなぁ? やっぱり。
ええと、個人的にはとっても好みの映画でした、と言っておきます。突っ込みたいシーンもない訳ではありませんが、まぁその辺は置いといて。主人公の息子がとっても可愛かった。その子の友人の女の子も可愛かった。補聴器無しでは上手く音を聞き取れない為に手話の達人になった(ので、息子の為に父親も手話を覚えた)ってのが、ラストの方で意味を持ちます。私は手話全然わからないし、手話の内容までは字幕にも出してもらえなかったけど、でもなんとなく、親子がどんなやりとりをしてるのかは想像がつきました。
んで、ひとつ気になったのが映画関連のブログで書かれていたこの映画への評価のある一文なんですわ。内容が好みにあわない人にとっては評価に値しないB級映画になってしまうのは仕方ないでしょう。確かに突っ込みどころは探せばいくらでもあるだろうし。それを言ったらターミネーターだって最初は格安予算のB級映画だった訳ですし。
ただね、これは映画だから当然主人公にスポット当てて、主人公の目線で見てるからその息子や友達の女の子がクローズアップされる訳で、「結局白人がアダムとイブなのね」って批判は的外れだと思うのですよ。
えーと、これを書いちゃうと思い切りネタバレになりかねないので気が引けるんですが、ラストエピソードの前に地球から去っていった未確認飛行物体はたくさんあった。そしてラストシーンで空に飛び立っていった飛行物体(どう表現するのが正しいか判断つかないので敢えて飛行物体と呼ばせていただきますが)も多数あった。
つまり主人公の息子とその友達の女の子以外にも連れ出された人間は、画面には出てこないだけで、確実にいたのです。人間以外に連れ出された動物(主人公の息子と友達の女の子が抱いて連れてったのはうさぎでした)も。
画面に映らない=存在していないと思い込んでしまう観客の想像力のなさが、それで憤慨して「駄作」と言ってしまう思考の方向が……少し怖いと感じてしまいます。
映ってない部分、見えていない部分にも物語はあるんだよって、……通じない人もいるのですね。うーん☆
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