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久遠の日々徒然

同人とか小説とか映画とか日常とか(^-^)2007.9.15設置♪

もう10年?
Amazonのお奨め本紹介を見ていたら、現在も活動中の作家・漫画家の本の間に『氷室冴子没後10年記念特集本』なるものが混じっていた……。
 これがいつ出た本なのかは知らないけど、もう10年は確実に過ぎていたんだと知って軽くショック。
 この人の小説は『なんて素敵にジャパネスク』くらいしか持ってないけど、エッセイ本は図書館で借りて結構読んだ記憶が。
 母親との確執とか、作家として活動している自分を全く認められずに悔しがったり泣いたりしてる描写が今も心に残っています。
 母親でなければ「ああ、また始まった」「わかってないのね、この人」で知らんぷりして済ませられるのに、母親だからそうはいかなくて苦しむところが何とも……。
 この母親が悪意でなく善意で口を出してくるから、余計にしんどいのがわかります。
 作家としてある程度名前を知られていて、それなりの収入もあり、遠方で独立して暮らしてる。更に親に対しては料理自慢な高級温泉ホテルへ旅行に連れて行ったりと家族サービスしていたのに、母親からは常に「嫁にも行かない・子供も生まない、女として半人前の口だけ達者な困った娘」呼ばわりされ続け、周囲にもそう言いふらされ勝手にプライベートな情報まで晒され、結婚相談とかされたりで、相手もそれに同調し「娘さんもそのうち目が覚めますよ」なんて言われた日には……!
 いかん。他人事ながら軽く殺意が湧くレベル☆
 いや、もう本人亡くなってるから母親からのこの手の毒は受けなくて済むようになってるんだけど。
 ……それだけは幸いかもな、と思った秋の日でした。
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