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久遠の日々徒然

同人とか小説とか映画とか日常とか(^-^)2007.9.15設置♪

雑誌の立ち読み可能な書店に行って
 先月号のガンダムAを安彦氏の漫画だけ読ませていただきました。
 大和田さんの漫画も気になるけど、これはコミックス出るまで我慢我慢という事で。ええ、雑誌の連載1つのみならまだしも、2つも読んだら書店にも出版社にも申し訳ないです。
 つーか、それをやってしまったら何か1冊は本を買わないといけない気分になるので。
 で、安彦氏のオリジンに限定して立ち読みしました。
 ……そう来たかーっ!! でした。
 いや、アニメのシャアってララァを殺された後もアムロを責めなかったでしょ?
 1stでもZでも、責めなかったでしょ。殺した側のアムロは逆に責めてるにも関わらず。
 どころか、そのどちらでもアムロに笑いかけたり握手を求めたりしてたでしょーっ?
 あれが私、ピンとこなかったんですよ。
 ララァにキスしてたんだし、ララァの前では素顔を晒していたんだから、間違いなく単なる部下以上の感情は持っていたはずなのに、なんなの、この人って。
 逆襲のシャアまできて、やっとラストの方でララァに関する恨み言を言いますが、そこで「ああ、やっぱり本当は根に持ってたんだ」と安心しましたが、しかしとにかくアニメの彼はサバサバしすぎで、違和感あったのですよ。
 それが!
 安彦御大の描かれるシャアは、思いっきり人間でした。
「私からララァを奪った!」と生身で対決中にアムロを責めて、泣いてる。
 ザビ家に奪われた母親を求めていて、遺体すら渡してもらえなかった母親が恋しくて。
 ララァはその母になってくれる女性だったのに、突然現れた敵のパイロットに惹かれて、あげく自分を庇って殺されて。
 そんな自分自身を哀れんでいる事にすら無自覚で、戦闘中に過去がフラッシュバックし放心してしまう。
 このシャアは凄まじく人間だと思います。
 うん。いくら暗殺者から身を守る為とはいえ、妹を守る為とはいえ、子供が生身の人間を刃物で殺した記憶は消えないと思う。その感触も血の生臭さも、全部覚えていると思う。
 それが、アムロと生身で対決中に蘇って、立ち竦んでしまったというのは……。
 自分の支配下に置けない存在なら生かしておく訳には行かない、と地球まで暗殺者を放ったキシリアは、結果的にシャアの精神の大半を壊していたようです。うーん★
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