久遠の日々徒然

　高校生活（おそらく）最後となるテストを受けてきたナオくん（弟）が、就職浪人なニート生活１年目になろうとしているゆっくん（兄）に対し、履歴書の書き方をレクチャーしています。
「だめだろ、志望動機が求人情報見たから、なんてそんな薄い理由じゃ。もっと具体的にどういう仕事がしたいのかとか書かなくちゃ」
　ああ、ごもっとも。しかし君の兄が「具体的にどういう仕事がしたいのか」わかっているのかは甚だ疑問だ……それが問題か。
　なにせ去年の９月になってから「ぼくぅ、そろそろ就職したいな」と言われた時は引っくり返りそうになったもん。そろそろ就職したいなって、そろそろ就職したいなって、今までは就職する気もろくになく面接とか就職試験受けてたんかいーっ、と。
　ついでに書いてた履歴書の内容にも引っくり返った。働く希望時間帯が午前９時から１２時って……１日３時間だけだってぇーっ??
　しかも希望職種は飲食業……。どこの店がこれから客が入って忙しくなる時間帯に「帰ります」という人間を雇うかよっ★
　ああ、マジで現実を知らないんだ……。この履歴書を見ただけで、面接前に「雇用せず」決定だろうが。
　さすがにこれは両親から注意を受け、書き直したようでしたが。
　この不況時に１日３時間しか働く気がない人間を雇う職場はどこにもなかろうよ。うんうん。
　にしても、いい加減自分のどこがまずいのか自覚しないと、面接５分で不採用決定が繰り返されるぞー、と密かに思っていたりします。現実逃避で漫画読んでゲームしてお菓子食ってる場合じゃないぞ、……なんて事はたぶん本人が一番わかっていると思うから言わないけど。
　わかっていてもそれしか出来ない、とか、わかっているけど人からそれを言われるのは嫌っての、あるだろうしねぇ。
　まあここは、自分の留守中に己の（学校で使う）パソコンでゲームされてるナオくんに任せましょ。うんうん。