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久遠の日々徒然

同人とか小説とか映画とか日常とか(^-^)2007.9.15設置♪

『ハプニング』観たよ♪
 昨日はレディースデーでしたので、シャマラン監督の新作映画『ハプニング』観に行きました。予告を見た時から「なんか怖そう」と思っていましたが……まじ怖っ。敵が目に見えない(呼吸する度体内に入ってきてしまう物質)では、戦いようも無いですもん。ただ犠牲者の数がピークに達して災厄が通り過ぎるのを待つしかないのだけど、いつそれがピークになっていつ終わるか、なんてのは誰にも正確にわからない……。
 ウイルスとかなら抗体作り出すことも可能だろうけど、これは……。人間の脳に入り込み本能に逆らった行動を取らせる何か。最初に警告として死骸も残さず消えたのはミツバチ。それでも警告が人間に届かない、となって直接人間に……てな展開なんですけど、人間だけに作用するってのがポイントですね。いきなりリードを離された散歩中の犬は「どうしたの、どうなったの」と言いたげに動かなくなった、様子のおかしい飼い主の側をうろうろしてるから。
 まあラストに対して賛否両論ある映画ですが、地球の警告、人類へのメッセージというテーマを貫くなら、あのラストで正解だと思います。安易なハッピーエンドにしてはならないと思う。
 しかし善意に満ちた人間だろうと極限状態にあっても他人に親切にできる人間だろうと容赦なく殺すなら、助けを求めてきた人間(まだ大人とは言えない年齢の)を問答無用とばかりに次々と射殺したある家の主は、ぜひともこのハプニングの洗礼を受けてほしかったです! というか、事態が収束した時、あの男は自分の家の前に転がってる(自分が撃ち殺した)少年達の遺体をどうしたんだろう。自殺したとでも言い張るんだろうか。明らかに正面から、そして側面から撃たれてるのに?
 ある意味、自分本位の人間が一番怖いって示している映画かも知れません。はい。
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