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久遠の日々徒然

同人とか小説とか映画とか日常とか(^-^)2007.9.15設置♪

やはりプロはプロだった……☆
 えー、何の事かと言いますと、先日某同人誌ショップのサイト見ていた際に、何故か心引かれる表紙イラストの本がありまして。パロ本で18禁でどう見てもやおいだなー、と迷ったのですが、しかしその表紙イラストから眼が離せなくなって。
 これはもう諦めて買うしかないと、お買い物カゴに入れました。
 で、届いた本を確認したら、予想通りそれはプロの漫画家さんの描いた表紙でありました。ああやっぱり、と己の眼の確かさを認識し、まあせっかく購入したのだからと中身の小説(やおいで18禁と、私にはかなりハードルが高い☆)を読み始めてみたのですが……。
 さぞ心理的障害物競走か、もしくは我慢大会になるだろうなという私の当初の予想を大幅に裏切って、これが読みやすいんです。いや、確かに内容的には(途中から)間違いなく18禁ですしやおいなんですが……。しかも原作に沿えば有り得ないとまでは言わないにしても、かなり難しい組み合わせだったのですが……。
 何故それがさしたる抵抗もなく読めたのか、を考えてみました。まず文章が上手い。これは明らかです。テンポ良く畳み掛けてくるし、設定に不自然さがまるでなく、無理も感じられない。最初のきっかけからそういうことに至るまでの過程を、過不足なく書いてます。
 あとキャラの性格や立場、これはしっかり原作通りで、無理に変えてないんです。このキャラならこう考える、こう行動する、そうすんなり納得できる内容で、展開にもなるほどと頷けました。
 お互い男の相手なんか冗談じゃない、と思いつつ周囲の眼もあって引っ込みがつかなくなって、そこでやめとけば一方は悪ふざけが過ぎたと反省し、一方は馬鹿にされた侮辱されたとむかむかしながらも、そのうち日々の忙しさにまぎれて忘れてしまえたろうに……ってのがねえ。
 で、結論としては、上手い書き手の作品なら、苦手なジャンルであっても面白く読めるんだ、となったのですが……。
 その本の奥付けにサイトアドレスが載っていたのでアクセスしたところ、ずらっと大量に商業誌のお仕事情報と発売されている文庫本のタイトルがーっ☆
 はい、どうやらこの書き手さんは本来プロのBL作家で、たまたまあるアニメにはまり同人活動を今年から始めた模様です。な、なるほど……。だからあんなに話の構築が上手かったんだ。心理描写にもぶれがなかったんだ。そうだよな、プロだもんなあ。うんうん。
 ってな訳で、納得した次第であります。
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