はい、昨日仕事帰りに立ち寄った書店で、罠にかかって既刊全て大人買いしました。
と言ってもまだ4巻までしか出ていませんが(笑)。
きっかけは3日前の昼、ポイント2倍の日だからと某書店で田村由美の連載物の漫画のコミックス最新刊を(平台に残り1冊になっていたのを)購入したことですが、その中に漫画紹介のチラシが挟まってまして。
で、絵はものすごーく好みから遠い、果てしなく遠いタイプだったのですが、あらすじの内容に心惹かれまして。
それで昨日は仕事が早目に上がり、まだ9時帯だったので、10時まで営業している書店に向けて車を走らせました。
「あれだけ出版社がプッシュしている漫画なら、きっと平台もしくは特設コーナーにあるはず」と信じて。
実際ありました。既刊全部表紙が見える形で棚に並んでました。
正直タイトルうろ覚え、作者名も記憶になしで、頼りになるのは小学館が出版している、少女漫画ではないジャンル、という事だけでしたが。
無事に出版社別の少年漫画のコーナーの、売れてる漫画の置き場(平台のすぐ隣)にあるのを見つけました。
で、まとめ買いして帰って読んだわけですが……。
おま、いくら日本史苦手ったって、ここまで無知でいいのかーっ、つー奴が主人公です。
主人公がタイムスリップして戦国時代に、って設定自体は少年漫画では割とありますが、その顔や体つき、声が信長そっくりで、城から逃げた本物の信長と間違われそのままお殿様にされちゃうというのは……。
しかし主人公は現代っ子。袴を履くのをめんどくさいと嫌って脱ぎ捨て、殿様にあるまじき格好と髪型で野山を駆け巡り、領内の子供らと気さくに付き合い泥まみれになって遊ぶわ、言動はめちゃくちゃだわで、結果「うつけ」呼ばわりされてしまうという……。
でもってこの主人公、タイムスリップする直前に日本史の授業で習った知識がものすごく断片的にしかなく、織田信長という名前と天下と本能寺で殺される、って事だけ。
でもって徳川家康に関しては、「有名人」「江戸」とこれだけなんですよーっ。
だ、大丈夫か、こいつって感じですが、運動神経は良いのでなんとなく合戦は乗り切り、発想は現代人だから即断即欠、ぐだぐだ考える前に行動し「なんとかなるさぁ」で突き進んじゃう。
将軍が偉いって感覚すらないから、怖いもの知らずで物言いストレート。それが傍からは「底が知れぬ」「恐ろしい」となってしまうあたりも秀逸。
しかも、大人になって再会した本物の信長は「明智光秀」を名乗っているのですが、主人公はその名前の人間が「織田信長」にとってどういう人物かわかっていないまま、今更入れ替わりも出来ないからと部下として召し抱えるという……☆
この無知ムチャッぷりがどこまで行くのか、楽しみでもあり怖くもあり、です。
まぁ、もし書店で見かけたら1巻だけでも試しに買ってみませんか? なお奨め本です。タイトルは『信長協奏曲』著者・石井あゆみ、です。
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