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久遠の日々徒然

同人とか小説とか映画とか日常とか(^-^)2007.9.15設置♪

ほんの僅かな会話のやりとりなんだから…☆
 アニメ本編に入れても良かったろうに、と思います。ええ、私はこだわってますよ。2期の小説の4巻で描かれた内容に。
 おそらく監督にはこうしたやりとりが2人の間にあった、って事が既成事実として頭にあったのでしょう。だから視聴者からライルとアニューがいきなり恋人同士になってることを「唐突だ」「いつの間に」と突っ込まれても、「恋をわかってねぇなぁ」で済ませてしまったのだろうと。
 でもねー、貴方の頭の中にその設定があっても、視聴者はそれを知らないの。ちゃんとしたやりとりとして見せてくれなきゃ、せめてそれらしい部分を匂わせてくれなきゃ、やっぱり唐突と思っちゃうでしょーっ。
 だからこのカップル、すっごく損してると思います。小説にあった会話がアニメに盛り込まれていたら、その後の心理描写とかはなくても視聴者にはある程度通じたでしょう。
 たぶん会話だけならほんの数秒で済んだと思いますよ。短いやりとりだもん。でも、きっと印象には残る。周囲の人間から双子の兄と比べられる事に疲れ果てて、精神がささくれだって、己を守る為に憎しみとか悲しみとか全部封印しちゃっていたから、復讐にも走らなかった。
 けれど根底にはちゃんとそれがあって、そこをアニューという存在がこじあけた。怒りも憎しみも悲しみもちゃんと持っている、感じる人間なんだと気づかせた。気づかせて、消えてしまった。守れなかったという悔いを心に残して死んでしまったから、殺されてしまったから、それが納得できなくて、感情を刹那にぶつけて。
 でも、銃口を刹那に向けた時、当の刹那はその音にも殺意にも気づいていたけど避けようとしなくて、アニューは哀しげで、兄は苦笑していて……って、その辺もアニメに入れとけよーっ、と叫びたく……ああ、堂々巡り。
 なんにせよ、ファンとしては悔しい限りでありました。うん、結局そういう事だよね。
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