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久遠の日々徒然

同人とか小説とか映画とか日常とか(^-^)2007.9.15設置♪

金大中氏がお亡くなりに……。
 何故か私、この人が東京のホテルから拉致られた、という事件を記憶しています。当時は子供だったはずなのですが……。
 たぶん新聞の4コマだったと思うのだけど、日本の政治家の腐敗ぶりに嫌気がさしたスーパーマン(?)が空飛んで、当時のアメリカ国民から不評だったカーター大統領と、拉致された金大中氏を連れてきて日本の政治を代わりに任せよう、みたいな内容だったと。
 あー……あの当時からダメダメだったんだな、日本の政治家……。いかん、情けなくなってきた。
 しかし、金大中氏の人生を振り返ると、いかに本人が真っ当な政治家であろうとしても、足をひっぱる身内はいて、そのせいで絶望と挫折を味わったり不幸な晩年送ったりするんだなぁ……と。本人のせいじゃない事で責められて野に下るって、さぞかし言いたい事がたくさんあったのではなかろうかと思います。
 そういやカーター大統領が何故当時のアメリカ国民から不評を買っていたかというと、相手を信じる事から始めて対話を進め、平和重視で核兵器の廃絶をしようとしたから……だったような。でもその対話の相手であるソ連(現ロシア)は、表向き同意して握手交わしておきながら、実際には核兵器を廃棄せず、むしろ開発・増産していたという……。
 でもってあの頃のアメリカ国民は「強いアメリカ」「No.1のアメリカ」でなければ駄目、という考えで、平和主義者の大統領なんて国のトップとして頼りない、冷戦相手の敵国に譲歩して対話しようとする人間なんて大統領に相応しくない、と判断したんだよね……。
 だから日本であんな4コマが新聞に掲載された訳ですな。そんなに邪魔な政治家なら、いらない大統領なら、日本にください、喜んで政治と外交を任せますから……って。
 まぁ歴史に「もしも」は言っちゃいけないんだけど、あの頃ソ連の首相がゴルバチョフだったら、本当にカーター大統領と同意して核廃絶に歩調を合わせてくれたかもしれない。そうなればカーターのあれほどの自国での不人気もなかったかも……とか思っちゃいます。
 ホント、世の中は上手く行きませんわ。

 でー、新型インフルエンザ流行のニュースがТVで流れていますねー……。プロ野球の日本ハムの選手の間に、とか甲子園出場校のベンチ入りの選手も、とか。まだ夏なのに、秋冬はどうなるんだろう。
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